我が家では、子どもたちが赤ちゃんの頃から英語のかけ流しを行っています。
ムスコが5歳になった時点で振り返ってみると、ある程度の効果は実感することができたのですが、問題はこれから。
私が中高生のころは、
「とにかく英語のシャワーを浴びろ!」
とよく言われたものですが、本当にそれで英語が上達するのでしょうか?
今後の、子どもたちのおうち学習を意義あるものにするためにも、
「英語をひたすら聴くことが、英語の上達につながるのか?」
という事について、今一度考察してみたいと思います!
英語が出来る人は、みんな英語の動画を嗜んでいた⁉
私の友人には、何か国語も操ることが出来る強者たちが沢山います。
中でも英語はやはり共通言語で、英語圏に住んでいたわけでも、インターナショナルスクールに通っていたわけでもないのに、
「母国語の次に得意なのは英語」
なのだそう。
みんなどうやったら、そんなに英語が分かるようになるの?と聞くと、
とのこと!
ほぅほぅ、英語の動画やニュースを観たり聴いたりすることで、英語の習得をしてきたのね!
それも、「サブ教材として」というよりは、「ひたすら聴くだけで、分かるようになった」というニュアンス。
じゃあうちの子たちも、英語のアニメをひたすら見せておけば、将来英語はペラペラになる!?と期待したいところですが、そううまい事行くのでしょうか・・・⁉
英語を習得する際の、母語の影響
とにかく英語の動画を観まくって、英語を習得したという先出の友人3名ですが、よくよく考えてみると、みんな母語がアルファベット表記の言語なんですよね。
(グアテマラ出身の友人の母語はスペイン語で、オーストリア&ドイツ出身の友人の母語はドイツ語です。)
ドイツ語に至っては、英語と同じゲルマン語族。
・・・と考えると、日本語が母語である私たちの場合、彼らと同じ様に
「英語動画をひたすら視聴すれば、英語が分かるようになる」
と期待するのは、ちょっと危険かもしれないなぁと思うのです。
ドイツ語が母語の彼らの場合、
「なんとなくこんな事を話しているのでは?」という予想をしながら
英語を聴くことが出来ます。
しかし、母語が日本語である私たちは、ある程度の知識が無いと英語はただの音になってしまいかねません。
結論:かけ流すだけでは上達しない!
上記を踏まえ、私がたどり着いたのは、
「英語はかけ流すだけでは、上達にはつながらない!」
という結論。(もちろん例外もあるのでしょうが、、、)
闇雲に英語をかけ流すだけでは、駄目で、聴きながら
「こんなことを話しているんだろうな」
と、ある程度予想出来るくらいの英語力が必要なのではないでしょうか。
そのためには、
- 英語を聴く学習と同時に、単語や発音に関する学習も別で行う必要があり、
- 聴いている英語のレベルが、自分の英語力よりも少しだけ難しいもの
であるのが、一番効果的なのかなと思います。
日本にいながらにして、インターネットを利用してネイティブの英語が聴けるのは、現代っ子たちのアドバンテージ!
効果のあるかけ流しを実践出来る様、引き続き情報収集に努めたいと思います。