教育費を貯める

子ども名義の口座を絶対に作った方が良い理由と注意点

我が家では、教育費を貯める目的で、子ども名義の口座を誕生と同時に作っています。
今回は、子ども名義口座を作る利点や注意点、管理人が実際に行っている「子ども名義口座の活用法」等をお話したいと思います!

子ども名義の口座を作る利点と活用法

子ども名義口座を「手を付けてはいけない聖域」として扱うことで、教育資金を貯めやすくる

我が家では、二人の子どもたちそれぞれの名義で
「教育費用」

「お小遣い用」
の2種類の口座を保有しています。

教育費用=学費支払い用

教育費用に関しては”聖域”として扱い、子どもが大学へ進学するまでは手を付けないと決めています。

大学入学時点での貯蓄目標を決め、毎月子ども名義口座へ貯金しています。
ここから年間80万円を、ジュニアNISA口座へ移し、積立投信で運用しています。
(2024年にジュニアNISAが廃止されることになり、18歳での引き出し制限が撤廃となるそうなので、2021年に駆け込みでジュニアNISAを開設しました。)

2021年~2024年の3年間で、ジュニアNISAの非課税枠を使い切ると、
年80万円×3年間=240万円
の積み立てが出来る事になります。
この240万円を、2024年以降もロールオーバーして持ち続け、タイミングを見計らって口座を廃止し、お金を引き出す予定です。
学資保険の300万円も準備済なので、合計540万円+α(投信で利益が出た場合)があれば、将来教育費で困り果てるという事態は避けることが出来そうです。

「お小遣い用」=後々のお金教育に役立てる

「お小遣い用」は、出産祝いをはじめ、お祝い事やお年玉など、親戚から頂いた際に使い切らなかった分を、「子どものお金」として入金しています。
こちらのお金は後々、子どもがもう少し大きくなったら管理を任せ(もちろん最初は親がサポートしながらですが)、「お金の勉強」のために役立てたいと考えています。
欲しいものを買うもよし、月々のお小遣いをひたすら貯金するもよし、投資に挑戦してみるもよし。
ムスコ・ムスメがそれぞれどんな使い方をするのか、今から楽しみでもあります。

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贈与税の扱いはどうなる?子ども名義口座の注意点

「贈与税は、個人から財産をもらったときにかかる税金」で、一人の人が1月1日から12月31日までの1年間にもらった財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引いた残りの額に対してかかります。(参考:国税庁HP 「No.4402贈与税がかかる場合」)

じゃあ、年間110万円までなら、子ども名義の口座に贈与しても税金が課されないということよね?

と思った方は要注意です!
子ども名義の口座と言えど、その口座の管理を子ども自身で行っていない場合(=キャッシュカードを自由に使える状態にない・お金を下ろす際の暗証番号を知らない等)、実質その口座の貯金は、親のものとみなされます。
いわゆる『名義口座』と呼ばれるもので、親の貯金を子ども名義で貯めているだけ、とみなされます。

口座のお金が子どものものになった(贈与が成立した)とみなされるのは、子どもが実際にその口座の管理をできる状態になった時です。
ですから、例えば年間100万円(≦110万円で本来課税対象とならない)の貯金を子ども名義の口座で行い、18歳になった時点で子供に管理を任せることにしたとします。
口座にはその時1,800万円の貯金があり、管理を任せた瞬間に贈与がみなされたことになるので、18歳の贈与時に110万円を超える分については課税対象となる可能性があるそうです。

我が家の場合、教育費用の貯蓄は最終的に110万円を超える予定ですが、教育費の支払いは最後まで親が管理して行う予定(=子どもが管理することは無い)のため、贈与税云々の心配はないかなと考えています。

お小遣い用口座に関しても、110万円を超す前の段階で、子供に口座の管理を任せる予定です。(=贈与税が課されない程度の金額で実際の贈与を行う。)
「教育費用」(=名義口座)と「お小遣い用」(=そのうち子どもに贈与)の境目をはっきりさせ、万一税務署からのお尋ねが来た際に説明しやすくするためにも、我が家では子どもの口座を2種類に分けて使い分けています。
(※・・・と我が家では上記の様な対策をしていますが、税制は年々変化する上、ケースにより対応が様々なので、個々のケースについては税理士さんに相談することをお勧めします。)

我が家で利用している子ども名義口座

新生銀行

まず誕生と同時に作ったのが新生銀行の口座です。というのも、「家計の口座に利用していたのが新生銀行」だったというのが一番の理由です。
こちらは教育費用として活用しています。

我が家では給与の振込口座にこの新生銀行口座をしていしているので、「いつでも・どこでもATM利用料が0円」の対象となっています。(※2021年1月25日(月)以降は、改定によりゆうちょ銀行ATM・全都市銀行ATM・三菱 UFJ信託銀行ATM・三井住友信託銀行ATM・商工中金ATMでは出金手数料が110円掛かることになる様です。)
この利点が、家計用口座としてはかなり優秀だと感じています。海外ATMでも引き出し可能なので、出張や海外旅行の際も便利です。
また、「新生ポイントプログラム」により、「T-POINT」「dPOINT」「nanaco」のうちお好きなポイントを、エントリーすることで貯めることができます。(エントリーで1Pt、インターネットバンキングへのログインで3Ptなど。)子ども名義の口座分も、もちろんエントリーすることでポイントを貯めることが可能です。
お給料がオット口座に振り込まれたら、子ども用口座に教育費貯金として毎月一定額を送金していますが、同じ新生銀行の口座への入金なので手数料がかかりません。せっかく教育費を貯めようと思っているのに、子ども口座への送金に手数料が掛かったり、手数料回避のためにATMで現金引き出しと入金を行う手間がかかったりするのは嫌だったのです。
(上記情報は2020年9月12日現在)

教育費用としてある程度貯まったら、元本保証の円定期に入れてしまえば手を付けにくくもなりますし、目減りするリスクもないので、手堅く貯金できそうです。

楽天銀行

次に作ったのが楽天銀行の口座です。
こちらはお小遣い用として活用しています。

楽天銀行も、母親である管理人が普通口座と証券口座を保有しているのが大きな理由です。
楽天銀行と楽天証券の口座を連携させると、銀行の金利が年0.10%(税引前・2020年9月現在)になり、低金利時代においてはありがたい利率です。
ゆくゆくは、子ども名義の証券口座も作り、そこで投資の勉強をしてもらうのに活用することも考えています。

まとめ

以上、我が家の活用している子ども名義の口座についてのお話でした。
高校や大学に進学する頃、ドカンとかかる教育費。子どもが小さなうちからコツコツと貯めておけば、不安も少なくなることでしょう。
そのためにも、早いうちにお子様名義の口座を準備して、貯金を開始することがおすすめです。
我が家もまだまだ先は長いですが、計画的に教育費の貯蓄に努めたいと思います!

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