熱性けいれん・てんかんの記録

【熱性けいれんその後①】無熱性けいれん発作からのてんかん疑い

昨年、ムスメが熱性けいれん発作を起こした際の記録を書きました。

【熱性けいれん】救急車は呼ぶべき?緊急事態のために準備しておきたいこと我が家では、ムスコのアレルギーによるアナフィラキシー症状&ムスメの痙攣発作などで、何度か救急車にお世話になっています。 今回は...

実はその後、1年ちょっと経った時点で、今度は平熱での【無熱性けいれん】発作が複数回、起きてしまいました。
今回は、その時の様子をここに記録しておこうと思います。

医師や医療従事者監修のサイトではないので、けいれん発作の詳細については記述しません。熱性けいれんの詳細について知りたい方は、専門サイトをご参考下さい。
※この記事はあくまで我が家の体験記であり、救急要請や投薬をすすめる記事ではありません。
単に我が家で起こったことの体験記なので、「自分ならこの時どうする!?」とシミュレーションして頂く分には良いのですが、実際の緊急時には、かかりつけ医や専門機関の指示に従ってください。

熱性けいれんの1年後に【無熱性けいれん】発作

平熱なのにけいれん発作!?

3歳のムスメが熱性けいれんに続き、2回目のけいれん発作を起こしました。
けいれんが起きたのは、なんと睡眠中でした。

寝室で家族全員で眠っていたのですが、寝室で聞こえるはずのない「コポコポコポ」という水の音が気になって目が覚めました。
時間は、目覚まし時計が鳴る20分ほど前でした。
起き抜けで、すぐには状況が把握できなかったのですが、なにやらムスメがプルプルしている・・・?
と嫌な予感がすると同時に、オットが
「ムスメちゃんがけいれんしてる!!」と叫びました。
また顔は青白く、唇は紫色で、コポコポ泡を吹いている状態でした。

救急車を要請

「また熱性けいれん?前日は平熱で元気に過ごしていたのに、夜間に急激に発熱したのかな?」
と思い、おでこに手をやるも、明らかに平熱
前回診てもらった病院で頂いたプリントに、
「熱が無いのにけいれんを起こしたら、すぐに救急車!」
と書いてあったのを思い出しました。

そして何より心配だったのが、いつからけいれんしているか分からないという点。。。
(前回は、[意識が無くなってけいれん→顔と唇が青ざめる→泡を吹く]の流れだったのですが、今回は私たちが気付いた時点ですでに泡を吹いている段階でした。)

なので今回も救急車を要請しました。
(そしてまたスマホのロックを外そうとしてパニック・・・呆)
(こんな時のためにメモしておいた自宅住所の紙は、リビングのカレンダーの裏に貼り付けており、寝室で電話しながら再びパニック・・・呆呆呆)
コロナ禍にもかかわらず、幸いすぐに救急車が来てくれて、前回の熱性けいれんの話をしたら、同じ病院ですぐに受け入れてもらえることになりました。

オットが119番通報している間、私はけいれんが落ち着くまでの時間を計り、非接触体温計でムスメの体温を測りました。
やはり、おでこや脇、首、どこを測っても平熱でした。
けいれんは私たちが気付いてから5分ほどで収まりましたが、前回同様、病院に到着するまで、顔と唇が真っ青のままでした。

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病院到着と医師の診察

ググった結果、不安倍増

受付を済ませ、待合室でしばらく待っているようにとの指示だったので、その間スマホで情報収集。
なにやら平熱でのけいれんは、てんかんの可能性があるとのこと。

「てんかんって、突然意識が飛んで倒れちゃう病気?」
(何度か車の事故のニュースで聞いたことがあるような・・・?)

くらいの知識しか無かった私は、これからのムスメの生活にどんな制限や障害が出てくるのかを妄想しては、半泣きしていました。

医師からのお話

涙目で待つこと40分、診察室に呼ばれました。
ムスメの目は開いていましたが、まだぼーっとしていて、呼びかけには反応が悪いとのことでした。
血液検査と心電図の検査をしてくれたようで、その結果が出るまでもう少し待っていて下さいとのお話でした。

ムスメに付き添って、更に待つこと1時間。ムスメは再び寝入っていました。
血液検査と心電図検査の結果、先生からは
「ミネラルバランスの崩れもないし、心電図も正常でした」
との事。
これが意味しているのは、けいれんの原因が熱中症や脱水症状などから来るものではなく、脳に原因がある可能性が高いということでした。

「やっぱりかぁ」
と肩を落とす私でしたが、先生からは、
「まだてんかんを患っているという確定診断はできません。てんかんとひとことで言っても、いろんな種類があるし、てんかん発作を一度しか起こさないケースも多いんです。」
というお話がありました。

脳の検査へ

今回のけいれんの原因を探るべく、後日に脳波の検査をすることになりました。

ただ、一度の脳波検査だけで、てんかんに特徴的な脳波を得られない可能性もあるとのことでした。
また、てんかん脳波が見られたとしても、一度のてんかん発作があっただけで、服薬治療を開始するケースは稀ということでした。
(てんかんに特徴的な脳波があっても、発作を起こさない人もいるとのお話でした。)

更に長くなりそうなので、続きは別記事で記録したいと思います。

私自身、「一度熱性けいれんを経験したし、(熱性けいれんが起こるとされる)5歳くらいまで気を付けたら安心できるかな」と油断していたので、今回の平熱でのけいれんは、とてもショックでした。
またムスメが睡眠時にけいれんを起こすかも…と、不安で仕方がありません。
と思っていたら、その後実際に睡眠時にけいれん発作が起こってしまいました・・・これも次回記録したいと思います。