こどもの不調時

【小児科のかかりつけ医】登録はするべき?知っておきたいメリットとデメリット!

子どもが生まれて、何度か同じ小児科を受診していると
「うちの病院は小児かかりつけ医の対象医療機関なんです~ぜひ登録してくださいね」
と、受付で声をかけられたことありませんか?

その際、内容が書いてあるプリントを渡され、同意欄に署名や捺印をして提出するように求められることと思いますが、

小児科受診時=子どもの心配や連日の育児疲れで、思考力も低下しているとき!

そんな時に「サインして~」と言われたら、たいして内容も理解していないうちにササっとサインをしてしまいがちですよね、汗。

今回は、小児科のかかりつけ医登録制度について、
登録するとどんなメリットがあるのか?
デメリットは無いのか?
調べてみて分かったことをレポートしたいと思います!

どんな制度?

正確には『小児かかりつけ医診療料』という名称です。
かかりつけ医を登録することにより、複数機関への受診を減らし、医療費の削減を図るために創設された制度です。
かかりつけ医を登録した患者は、かかりつけ医から様々な恩恵が受け取れるという内容となっています。

この制度上の”かかりつけ医”となることが出来るのは、次のような基準が設けられ、厚生労働省が認可した小児科医です。

A.小児外科を担当する常勤医が一人以上いること

B.上記Aの医師が、以下のうち3つ以上を担当していること
1,小児救急医療に参加し、休日or夜間の診療を月一以上行っている
2,乳幼児健診の実施
3,予防接種の実施
4,過去1年間で重症児にたいする在宅医療を提供
5,幼稚園や保育園の園医・嘱託医

(参考:▶小児かかりつけ医診療料-厚生労働省

また、かかりつけ医登録を行う患者の条件として、以下の様な基準があります。

A.かかりつけ医登録を行おうとしている医療機関に、予防接種等を含めて4回以上受診していること

B.6歳未満であること
(ただし、登録後は6歳を迎えたのち就学するまで登録継続される)

(参考:▶小児かかりつけ医診療料-厚生労働省

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登録することによるメリット&デメリット

メリット

かかりつけ医に登録すると、以下の様な恩恵を受けられることになります。

  1. 急な病気や体調不良の際、かかりつけ医として対応してもらえる。
  2. 喘息・アトピー・アレルギー症状などの診察・管理を行ってもらえる。
  3. 健康診断の受診管理や、その結果による助言・指導を行ってもらえる。
  4. 予防接種のスケジュール管理や接種状況の把握をしてもらえる。
  5. 緊急の相談に電話対応してもらえる。

(参考:▶小児かかりつけ医診療料-厚生労働省

管理人個人の経験と見解ですが、①~④の内容はかかりつけ医登録をしていなくても対応してもらえたので、正直そこまでメリットかなぁとは疑問に思うところです。
⑤に関しても、診療時間内であれば病院で実際に診てもらうだろうし、診療時間外は、結局地域の夜間や救急の電話番号を案内されることになるので、自分で緊急ダイヤルをメモしておけば対応出来る事だなと考えています。

デメリット

  1. 自治体の医療費助成制度によっては、自己負担額が増えてしまう
    ※小児かかりつけ診療料として
    処方箋交付あり・・・初診時:602点 再診時:413点
    処方箋交付無し・・・初診時:712点 再診時:523点
    が算定されるため
    (参考:▶小児かかりつけ医診療料-厚生労働省
  2. かかりつけ医登録は1件しかできず、他の医療機関を受診した場合、かかりつけ医に報告する必要がある

①については、所得制限なしで未就学児の医療費を自治体が負担している場合、かかりつけ患者を診る際に受け取る小児かかりつけ診療料も自治体が負担することになるので、自己負担は増えないでしょう。(自治体により取り扱いが違う可能性もあるので、気になる方はお住まいの自治体へお問い合わせください。)

所得制限などにより、未就学の児童でも医療費を支払っている世帯の場合、自己負担額が増えることになります。
(2021年4月時点でざっと見た感じ、札幌市、仙台市、横浜市、川崎市、逗子市、、、など他多数で、乳幼児医療にかかる助成制度に所得制限が導入されている様です。)

登録しないことによるメリット&デメリット

我が家は色々考えた結果、子どもたち二人ともかかりつけ医登録をしていません。
上述の「登録することによるデメリット」の2点が大きな理由ですが、登録しない事によるメリットも見過ごせないためです。

メリット

  1. セカンドオピニオンのハードルが、登録した場合よりも低い
  2. 症状や小児科の専門によって、その時々で受診先を変えることができる

①に関して言えば、同じ症状による重複受診(薬を沢山もらいたいなどの理由?)が医療費圧迫の一因となっている様ですが、セカンドオピニオンが必要で複数機関を受診したい場合もあると思うのです。
(登録をしてしまうと、他の医療機関を受診したことをかかりつけ医に知らせる決まりがありますが、「セカンドオピニオンのために他の病院も受診しました」と報告しづらいのが正直なところだなぁと。)

また②に関しては、
「突然の発熱やケガの場合は、移動距離も少なく、すぐに受診できる近所の小児科にかかりたい」
「予防接種はオンラインで数か月先までの予約が取れる小児科を選んで、スケジュール管理を円滑にしたい」
「アレルギーに関しては、少し遠くても、アレルギーに詳しくて、適宜検査もしてくれる、専門の小児科医を受診したい」
等の希望がある我が家。
状況により複数機関を受診する事が予想できたので、その中から1件を選んでかかりつけ医登録をして、いちいち他での受診履歴を報告するのが面倒だなぁと感じたため、登録はしないことに決めました。

デメリット

私がデメリットとして挙げることが出来るのは、今のところ

  1. 小児科により、予防接種を受け付けてくれないことがある

という点。

「かかりつけ医登録していない患者さんは、ウチでの予防接種は受け付けていません」
という小児医療機関が、近所に2件ほどあります。

また、ワクチンの状況により、通常は条件なく予防接種を受け付けている小児科でも
「ワクチン不足が解消されるまで、かかりつけ医登録済の患者さんのみ予防接種可能です」
という場合も経験しました。

また、どの小児科さんでも
「何度も受診しているのに、うちを登録していないなんて!」
という対応はされたことが無いので、登録していなくて嫌な思いをしたり、困ったりしたことは、今のところありません。
(受付で、登録のお誘いがあった時に断る際は、ちょっと変な空気になる事もあるけど、笑。お断りした後に受診した際も、先生はいつも通りしっかり診察してくださいました。)

 

・・・と、我が家は「かかりつけ医登録はしない!」という決断に至りましたが、何でも相談できるホームドクターがいるのは心強いことだし、そのホームドクターが決まっているに越した事は無いと思います。
また、近所の小児科の数がそもそも少なくて、症状や状況によって行く病院を選べないという地域もあると思います。

住んでいる場所や考え方によっても、このかかりつけ医登録の利便性は変わってくると思ういますが、上記にまとめたメリット&デメリットが少しでも参考になれば嬉しいです!