結婚・出産…とライフイベントの度に、お金の事に興味が大きくなり、FP資格の取得をしました。パパやママになって、家計や将来のための資金について、より深く考えるようになった方も多いのではないでしょうか?
今回は、そもそもFPとはどんな資格なのかという事についてと、私がFPを取得して良かったと思った点を、お話したいと思います!
FP受験準備に関してはこちらの記事をご覧ください↓
FPについて
ファイナンシャル・プランニング
FPとは、ファイナンシャル・プランニングまたはファイナンシャル・プランナーの略です。
ファイナンシャル・プランニングとは
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法
のことで、そのためには
家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家
が、ファイナンシャル・プランナーです。
(引用:▶ファイナンシャル・プランナー(FP)とは|日本FP協会)
多くの人が、
- 子どもの将来のために、充分な教育資金を準備したい
- マイホームが欲しい
- お金の心配のない老後を送りたい
- FIREしたい(最近とても多いですよね)
といった願望があるのではないでしょうか?
その実現のために必要な知識を総動員して、目標に近づくサポートをするのがFP。これは必ずしも人の為である必要はなくて、私の場合は自分と家族のために、これらの知識を備えたい!と思い、FPの資格を取りました。
FP技能検定
学科試験の科目は次の通り:
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
こうして見ると、専門用語だらけの難しい試験の様に感じますが、つまりは
- 将来受給することになる年金や、社会保険(保険料が給料から天引きされている介護保険や雇用保険など)の内容
- 自分や家族に万一のことがあった時のための保険や家などの損害保険の内容、保険契約した時に受け取る保険証券の読み方
- 経済や株・投信などの資産運用に関すること
- 税金の仕組みや制度、確定申告のルールなど
- マイホームを持った時に知っておきたい法律や税金関係
- 遺産相続や事業を受け継ぐ際の制度や法律
が主な学習内容となり、家計を預かる者こそが知っておきたい事ばかりなのです。
実技試験は、
【3級】
資産設計提案業務
個人資産相談業務
保険顧客資産相談業務
【2級】
資産設計提案業務
個人資産相談業務
中小事業主資産相談業務
生保顧客資産相談業務
損保顧客資産相談業務
【1級】
資産設計提案業務
資産相談業務
から選択して受験することになります。
試験は日本FP協会と金融財政事情研究会(通称きんざい)の2団体で実施しており、日本FP協会で受験する場合の実技科目は、「資産設計提案業務」のみ選択可能となります。
(ちなみに私は日本FP協会で受験しました。家計管理に知識を役立てたいなら、「資産設計提案業務」を選択するのは良いと思います。)
FP技能士3~1級のほかに、更なる信頼度・知識を認定する「CFP」や「AFP」といった資格もあります。
(参考:▶FP技能検定とは|日本FP協会)
もう少し深堀りしたい場合は2級の勉強もおすすめです。
保険の外交員さんの名刺を拝見すると、二級(+AFP)をお持ちの方が結構いらっしゃいます。
一級やCFPともなるとお金のプロだと思うので、証券会社や銀行、独立FPの方が取得しているイメージです。
FP技能士の資格を取って良かったこと
保険屋さんと対等に話ができる!
貯蓄や資産運用には興味が無く、
「今が楽しければそれで良い~」と思っていた20代。
(これはこれで楽しかったので、後悔はしていません・・・!)
そんな中、
「将来、貰える年金に不安はありませんか⁉公的年金だけじゃ不安なら、個人年金保険に入っておきましょう!」
という保険屋さんの説明を受けて、なんとなく手続きしてしまったりも。
(個人年金が絶対悪というわけではありませんが、個人年金以外の選択肢なども考慮した上で加入するのと、後から気付くのでは、大きな違いがあります。)
それが、結婚して、子どもが生まれて、、、と家族が増えるたびに、「教育費」や「老後資金」といったワードが、急に現実味を帯びてきた30代。
FPの勉強を通して、お金周りの制度や運用方法の選択肢を知るうちに、
「20代で入った個人年金、私にはやっぱり必要なさそうだな・・・」と気付きました。
※今はそちらの個人年金は解約し、解約返戻金はNISAで運用しています。
オットの生命保険を検討した際も、保険会社からはすごく手厚い種類のプランをお勧めされたのですが、子どもが二人いると言えど、私もまだまだ働くことが出来る事や、教育費に関してはある程度の目処が付いていることも理由に挙げ、すんなり希望のプランで話がまとまったことも良かったです。
今後も家族の形が変化していくにつれ、保険も見直していく予定です。
今なら、自分に本当に必要な保険の種類やグレードを、我が家の経済状況や家族構成などから、見極めることが出来ます。
自分たちのお金周りの事を、色んな面から診断できる!
結婚して所帯を持つと、お金周りの制度には、自分が能動的に手続きをしないと返ってこなかったり、給付されなかったりするものが多い事に気が付きました。
「知らないって損!」「まだまだ知らない事、沢山あるかも」と思ったのが、私がFPの勉強をしようと思ったきっかけでもあります。
オットのお給料も私が一元管理することになったので、「オットが一生懸命稼いだお金!1円も無駄に出来ない!」という正義感も相まって、勉強が捗りました、笑。
- 出産費用が想像してたより高かったけど、医療費控除が適用された!
- ふるさと納税を利用して税金の支払先を変えるだけで、様々な返礼品を頂ける!
- 老後のお金が不安だったけど、試算して、これからの資産運用計画が立てられた!
- 教育費って結構かかるイメージだったけど、計画的に準備すれば大丈夫!
- 投資って危険なイメージがあったけど、リスクを理解した上で運用出来る自分たちのキャパシティが分かった!
など、知識があれば、制度を上手に利用出来たり、漠然とした不安が解消されたりするメリットがあります。
FP資格を得るための学習は、その知識を得るのにちょうど良いと思います!
自信が付いた!
大人になってからというもの、趣味の語学に関する試験はちょこちょこ受けているのですが、FPの様な試験は実に久しぶりで、新鮮な学習期間でした!
興味のある事・知りたい事ばかりだったので、知識が増えるごとに充実感を得られたのも良かったし、試験後は達成感があり、「大人になった今でも、まだまだ勉強すれば、知識って増えるのね~」という自信もついたのが良かったです。
FP技能士資格 取得のすすめ!
このサイトでは
▶「子育て世帯に役立つお金の話」
についての記事を、私の視点から色々書いてはいるのですが
正直、家庭におけるファイナンシャルプランニングは、夫婦の考え方や資産状況によってまちまちで、一般的な答えって無いと思うんですね。
自分たちに合った資産計画を練るためには、制度や給付金の知識だけではなく、自分の家計状況を客観的に見る事がとても重要だと思うので、今回このような記事で、FP取得のおすすめをしてみた訳です。
ただ、
「自分の資産状況くらい、ちゃんと把握できてるよー!」とか
「FPの勉強してる時間なんてないよー!」という方も多いと思います。
そんな皆さんは、引き続きこちらのサイトの情報も参考にして頂けたらと思います!
有益、かつ、フラットな視点での情報発信に、今後も努めていきます!